1. TOP
  2. Kindle版と書籍版・私の梅棹忠夫著『知的生産の技術』(岩波新書)

Kindle版と書籍版・私の梅棹忠夫著『知的生産の技術』(岩波新書)

 2016/08/05 電子書籍
  86 Views

Akimasa Net >> エストリビューターへの道

『知的生産の技術』(書籍版)を大学卒業直前に買った

私が梅棹忠夫著『知的生産の技術』(岩波新書・青版722)を買ったのは、1969年11月5日(昭和44)のことです。大学4年生の時でした。大学近くの瀬川書店(徳島・蔵本駅前)で買いました。岩波新書1冊150円(ほぼ全冊均一)の時代です。

梅棹忠夫著『知的生産の技術』は、岩波書店発行の雑誌『図書』の連載記事「知的生産の技術について」(1965年4月から6回掲載)と、同じく「続・知的生産の技術について」(1968年10月から5回掲載)を元にして新たな章を書き加えるなどして新書にまとめられたものです。

学生時代の私は雑誌『図書』を購読していました。ですから「続・知的生産の技術について」は掲載の都度読んでいました。書籍版は新書になってすぐ買ったように思います。初版は第1刷7月21日(1969年)発行で、第2刷(8月11日付)を買っています。

『知的生産の技術』を読みながら、その後京大カード(後に市販された)を買ったり、新聞を切り抜いて貼り付けるための台紙を注文して作ったり、はては和文タイプライターを買いカーボン紙を敷いて手紙などの複写を取ったりと、私なりに「知的生産の技術」について真似したりしました。

『知的生産の技術』(書籍版)を自炊してiPhoneで読めるようにしてみた

私の『知的生産の技術』(岩波新書)は、数多くの引っ越しでも無くすことなく持ち歩いていました。そして、しばらく前に、いわゆる自炊をしてPDFファイルにしました。最初アマゾンでスキャナ(ドキュメント式)を買い、次に裁断機を買い込んで新書の糊付け部分を切り離して、1枚ごとバラバラにしてスキャンしたのです。

出来上がったPDFファイル(パーソナル・ドキュメント)を、e-Mailの添付ファイルとしてその他の端末(タブレットやスマホ)に送信(Wi-Fi接続必須、件名や、本文は基本的に不要)すると、それぞれの端末のAmazonアプリで閲覧することができるようになります。このサービスのことをパーソナル・ドキュメントサービス(Amazon、無料)といいます。

なお、各端末ごとに固有のe-Mailアドレス(Send-to-Kindle Eメールアドレス)が割り振られており、そのメールアドレス宛てに添付ファイルとしてパーソナル・ドキュメントを送信することになります。また、送信元のアドレスもあらかじめ認証を得たアドレス(承認済みEメールアドレス)しか使うことができません。セキュリティを考えての措置でしょう。

ところで、送信された添付ファイル(パーソナル・ドキュメント)は、初期設定ではKindleライブラリにも保存されるようなっています。

Kindleライブラリは、Amazonからダウンロードした電子書籍(Amazon Kindle本)を保管するスペースでもあります。Amazonのクラウドサービスの一つと言えるでしょう。個人的なPDFファイルを、パーソナル・ドキュメントとして電子書籍と一緒に保管することができる(容量5GMまで)わけです。

パーソナル・ドキュメントの保管状況や各種Eメールアドレスの設定は、以下で確認(変更)できます。

Amazon >> アカウントサービス >> コンテンツと端末の管理 >> コンテンツ・タブ

表示の横に「本」と表示されており、ダウンロードしたことのある電子書籍(Amazon Kindle本)のリストが表示されます。ここで、本⇒パーソナル・ドキュメントにすると、個人的に保管したPDFファイルなど(パーソナル・ドキュメント)を表示することができます。

さらに「設定」タブでは、各端末ごとの「Send-to-Kindle Eメールアドレス」の設定(変更)をすることができます。また、「承認済みEメールアドレス」の追加・削除ができます。

『知的生産の技術』(Kindle版)と比べてみた

今回購入した『知的生産の技術』Kindle版(2015年9月17日発行)は、岩波新書(青版)F93(2015年6月26日第94刷発行)をもとに編集・作成されています。初刷から46年たってもなお増刷されている超ロングセラーと言うことができるでしょう。

さて、私のiPhoneのKindle版(横置きにした場合)は、縦16文字、横18行(縦書き)で大変きれいに表示されています。これに対して、自炊したPDF版では固定された1ページを見るのに上下にスクロースさせなければならないので、かなり見にくいです。

それでもなお、若いころ読んだ本、赤線が引いてあったり書き込みがしてあったりする本を、電子書籍化された原本と読み比べることができるような時代になったとは、やはりグーテンベルク以来560年ぶりの出版革命ということができるでしょう。

公開日時: 2016年2月15日 @ 15:29

\ SNSでシェアしよう! /

エストリビューターへの道(総合電子出版代理人として)の注目記事を受け取ろう

NO IMAGE

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

エストリビューターへの道(総合電子出版代理人として)の人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

akimasa21

関連記事

  • 電子書籍はsigil(EPUB編集ツール)で作ろう

  • 全国遺跡報告総覧:遺跡発掘調査報告書のデジタル化、インターネット発信

  • 漢字で書くか、それとも平仮名か、公用文の用字用語で確かめてみよう

  • 『塩野義製薬MR生活42年』(第二版)を出版しました

  • 使えるレファ本

  • 電子書籍は見た目が9割 特に表紙(カバー)が重要です